ドラゴンクエストビルダーズをクリアした 感想
前回の記事で始めていた「ドラゴンクエストビルダーズ アレフガルドを復活せよ」のストーリーをクリアした。以下ネタバレ注意。
大まかな特徴
- 舞台はDQ1の主人公がりゅうおうの問いに「はい」と答え、闇に覆われたアレフガルド。
- 主人公はあくまでビルダー。勇者ではないので呪文は唱えられないし、レベルも上がらない。
- このゲームの目的はビルダーとなり各地の町を発展させつつ、最終的には黒幕であるりゅうおうを倒しアレフガルドに光を取り戻すこと。
- 戦闘は従来のものとは異なりほぼアクションがメイン。呪文が使えないので道具や装備でサポートをする。
- 空腹のシステムがあり、左上のパンの形をしたゲージが0になると体力が徐々に減っていく。
- ストーリーは章ごとに分けられており。メルキド→リムルダール→マイラ・ガライヤ→ラダトームの順。一つの大陸が終われば持ち物はリセットされる。
- 町を発展させると住人が増え服装や装備も変わる。だが魔物が町を襲う竜王軍バトルもあり、プレイヤーは住人や町に仕掛けた罠で撃退しなければならない。
- 他にも自由に建築出来るフリービルドモードなどがある。
良かった所
- 色んな所を好きに移動できる。DQ8では登れなかった崖や山も登る事が出来る。海には行けないので大陸間の移動には船ではなく旅の扉を使う。
- BGMが壮大。特にフィールドは秀逸な選曲でラダトーム編では冒険の旅が流れる良仕様。ボス戦が生か死かなのも良い。
- 高い自由度に反して目的があるので「何をすればいいか分からない」みたいなのが無い。住人に話しかけると「○○の素材の○○は○○で手に入るよ」とヒントをくれる時もある。
- 今までのDQにおいて住人は一箇所に止まったまま、あるいは少し動く程度だった。しかし今作では住人同士がじゃれあったり、部屋があると道具や料理を作ったり、夜になると寝たりするのが生き生きとしていて人間味を感じる。
- 体力ゲージが0になっても、持ち物を少し落とすだけで損害が少ないのも嬉しい。さらに竜王軍バトルやボス戦でも戦闘前に戻るだけ。
- 超げきとつマシン
悪かった所
- カメラが見えづらい。広い所なら気にならないが、狭い場所になると操作に支障をきたす。このせいで建物で細かい部屋を作ってもあまり嬉しくないのが残念。
- 物を作る時に個数指定が出来ない。一個作るか素材を全部使って出来るだけ作るかのどっちかしか無いのは面倒。
- ゴーストが鬱陶しい。散策するだけならともかく戦闘中に割り込まれても困る。 チャレンジに~日以内にクリアの項目があるので対処方法が欲しかった。
- フリービルドモードの住人に話しかけられない。本編が生き生きとしていただけにこれは残念。ストーリーモードの住人や建物を呼び出せると良かった。
- ボタンの押し間違いが多い。倉庫を開けるはずが隣のおっさんに話しかけてしまったり、話しかけるはずが寝てしまったり。
- 超げきとつマシン
個人的なわがまま
- 表情が変わらないので顔が格好良く(可愛く)ない。攻撃時や会話時などに表情の変化があると良かった。
- りゅうおう戦で第二形態に負けると、第一形態からやり直し。例の問いをさせたい為か同じセリフを何度も聞かされる。
- 夜の町やフィールドにもBGMが欲しかった。
- ブロックが少し積みにくい。カーソルを出すためにアイテムの表示を一度変えなければいけない。
よく言われる章ごとにアイテムがリセットはそこまで気にならなかった。持ち越せたらインフレの心配も出てくるだろうし。体感としてはDQ4のオムニバス形式が近いかな。最終章で今まで出会った仲間が集まるのもそれに近い感じがする。
濃厚なストーリーはDQ7が近いだろう。途中で鬱イベントをぶっ込んでくるし。
先程も触れたけど超げきとつマシンに問題あり。DQMJでもモーターボートが出たんだし、DQの世界にバイクはまあいいとして。単純に強すぎる。何人のりゅうおうがこのマシンに轢かれたか。あと操作に癖があって三章のボスをこのマシンで倒さないといけない。慣れればどうもないけど慣れるまでは少しキツイ。チュートリアル的なものがあれば良かったかも。
何だかんだ言って面白かったです。りゅうおう戦がいかにもビルダーズらしくて熱かったし。何より新しい部屋を作る度に住人が寄ってきて「わぁすごい!」「流石は伝説のビルダー!」「やったぞ!!」とか言ってくれるのが一番嬉しかった。
住人と協力して、モノを作って戦う。この辺がキャッチコピーである「剣だけじゃ救えない世界がある」を表しているように感じた。