EDを振り返るニンジャスレイヤー スペシャルエディシヨン 8話~13話
第8話ED「サイコインターネットマジック」SPARK!! SOUND!! SHOW!!
胡乱な歌詞はイッキ・ウチコワシをイメージさせるが、他にもワンフレーズがしりとりになっていたり、歌詞の一文字目が縦読みになっていたりと工夫が施されている。
第9話ED「怒りの筆先」チリヌルヲワカ
やり場の無い怒りは過激な行動をするアムニジア、あるいはイクサに向かうヤモトの複雑な心境を思い起こす。
歌詞カードの「心」が少し崩れているのも特筆すべきポイントだろう。
ちなみにこの回は配信版とは違い、エヴァー…とトレジャー…の順番が逆になっていた。前回から続けてイッキ・ウチコワシ関連のエピソードを見れるのは実際ありがたい
第10話ED「Black Nightmare」MO'SOME TONEBENDER
配信版では泥の雨だったが地上波版は五月雨だ。
カラテが乱れ合うイクサのイメージがある。特にバジリスク戦のバイクやイビルアイを使った激しいイクサのイメージだ(筆者の偏見だが)
途中の「Wasshoi!!」では自らを鼓舞し、最後の「サヨナラ」ではミサイルでトドメを刺されるニンジャスレイヤーを想像させる。
第11話ED「合法的トビ方ノススメ-SPARK!!SOUND!!SHOW!!ブチ上げ♂
Cherry boy REMIX!!!!」Creepy Nuts(R-指定&DJ松永)
タツジン!カタナのように切れ味鋭いスラム!
元々あった「合法的トビ方ノススメ」に第8話でEDを務めたSPARK!!SOUND!!SHOW!!がリミックス。ギターなどが足され原曲よりも盛り上がった一曲に仕上がっている。
ちなみにリミックスverはCreepy Nutsのアルバム「たりないふたり」のタワレコ特典に収録されていた。
猥褻な単語が並ぶ歌詞に青少年のなにかが危ない。
以下のPVは原曲verである。
第12話ED「SONG 5 #NINJA SLAYER Ver.」KING BROTHERS
今までの曲がアップテンポだったばかりに、どこか寂しげなアトモスフィアを感じる。
配信版のED「KHAKKHARA」はゲームのラスボスを迎え撃つドキドキ感があったが、それとは正反対に少しづつ枯れていくような喪失感が出ている。アニメも終わりが近づいてきたのだ。
当ても無くニンジャをスレイし続けるフジキドのニューロンをイメージしたような歌詞も特徴的だろう。
第13話ED「Hey Everyone」Boris
地上波版、最終回のEDはなんとまたまたBoris=サンのエントリーだ!!
Borsで始まり、途中でBorisを挟み、そしてBorisで締めくくったかと思えば
さらにまたBorisで終わる。ヤバイ奥ゆかしい。
肝心の曲はロケットが飛び立つかのような疾走感に、自由を謳う歌詞は二部への
近づき、あるいは三部の終わりを耳で感じさせる物になっている。
この曲はかつて計画され没になった『Ninjaslayer The Movie And Animation』のOPになるはずだった曲である。OPこそにはなれなかったがED、それも最終回に使われた
のだから五年越しの再現に原作者も喜んでいるだろう。
以下は今回のEDとは違う古いverの「Hey Everyone」である。
OP「BACK IN BLACK」 BOOM BOOM SATELLITES
なんとアニメイシヨンのOPがコンピレイシヨンに収録された!!
BOOM BOOM SATELLITES=サンは6月22日のラストアルバムで活動を停止・今回収録されたのもそのやさしみなのかもしれない。
ネヴァーダイズのダークニンジャ戦で脳内に流れたヘッズも多いだろう。「忍」「殺」
「伐」とコンピレイシヨンのタイトルも伏線になっている。
BOOM BOOM SATELLITESのボーカルである川島道行さんが10月9日に逝去された。
BACK IN BLACKのニンジャスレイヤーの世界を再現した電子的ロックに筆者も唸った。
またニンジャスレイヤーだけでなく様々な音楽を作り出した川島道行さんの冥福をお祈りしたい。
いかがであっただろうか。
配信版に比べるとインストゥルメンタルが無いのが大きな違いだろう。しかしどれも本編にマッチした曲でほんやくチームの豊富な音楽知識を再認識させられる。
唯一残念な点は配信版であったザ・TVショウが無い所だ。スカム番組とか言われていたがいざ無くなると寂しいものだ。
以上の曲を全て収録したニンジャスレイヤーフロムコンピレイシヨン「伐」は好評発売中だ。是非とも「忍」「殺」と一緒に聞いてニンジャライフを充実させて欲しい。