敬老の日だから亡くなった祖父の話をしよう

 今週のお題「おじいちゃん・おばあちゃん」

  つい先週に祖父が亡くなった。

 祖父は碌でもない人で近所や身内からの評判も良くなかった。勿論子である父も孫の私も敬遠していたのだが、まさか死ぬとは思わなかった。

確かに酒ばかり飲むわ運転は荒いわ欲に忠実な人なのだが、それゆえに死にそうにないと、まともな奴から死んでいくこの世でなら長生き出来ると考えていた。

だからか悲しみよりも驚きの方が大きい。死というイベントは全ての人間に訪れるという事が実感出来た。これからこの世の脱落者が一人ずつ増えていって、最終的には自分もその一人になるのか。天涯孤独へまた一歩近づいた。来週は彼岸だ。