Fate/stay night のアニメを見た
Fate/stay nightのアニメと言ってもいくつかあるのだが、今回見たのは2006年制作の俗にDEEN版と呼ばれる物だ。
アニメではゲームのfateルートを元に少し変更したオリジナル展開となっている。fateルートでは活躍に乏しかったアーチャー、キャスター、アサシン、葛木、桜にも見せ場が与えられている。
中でもアーチャーはバーサーカー戦での激闘をノーカットで描かれており、その活躍は今でも語り草になっている。また後期OPでもfateルートなのに何故かアーチャーと士郎が戦っており、初見では疑問が残るかもしれない。まあ後に映像化されるのだが。
余談だが初っ端からギルガメッシュが出てくる。第四次聖杯戦争のシーンなのだろうが、最後まで頑なに存在が伏せられていた原作とは大違いだ。(桜との会話シーンにいました)一応真名と姿は伏せられてはいる。
こんな事を言うと当たり前だろと思われるかもしれないが、原作で見たかったシーンに動きが付いて嬉しいし、原作の特徴的な一枚絵もそのまま再現してくれる。
原作では立場上、姿がほとんど見えなかった衛宮士郎もアニメではその活躍を拝むことが出来る。ついでに言うと切嗣も少し出番が貰えた。
30分に収めるのは難しいためか所々端を折ってはいるが、重要な台詞はちゃんと言ってくれているのも高ポイント。
ただし原作をプレイした筆者の感想なので、始めてFate/stay nightに触る人は急すぎる展開に戸惑うかもしれない。一応要所は抑えてある。
ネットでは2014年制作のufo版と比べられて厳しい評価なのだが、正直10年も間が空いていれば仕方が無い。DEEN版にはDEEN版の良さがあると思う。