生まれて初めてTHE BACK HORNのライブに行った
KYO-MEI祭りの大阪公演があったので行ってきた。
THE BACK HORN(以下バクホン)は中学二年の時に聴いて以来、ずっと聴き続けてCDも殆ど買ってきたが、ライブにはまだ一度も行った事が無かった。
死ぬまでに一度は目にしたかったが、今年が20周年らしく全国ツアー(KYO-MEI祭り)をするらしいので記念に行ってみることにした。
大阪公演の会場は道頓堀川沿いにあるなんばHatch。なんば駅から降りて地下道のなんばウォークから行く事が出来る。
今までロックバンドのライブには何度か行った事はあるのだが、これほど大きなライブ会場は初めてだ。と言ってもチケットを用意してドリンク代を別に払うのは同じなのでそこまで手間取らなかった。ロッカーも人の多さからか殆どが使用中になっていたが、かろうじて空きがあったので安心して荷物を預けられた。
後から入ったのでステージはほぼ満員だった。どちらにせよゆっくりしたかったので一番後ろから観ることに。
前回の福岡公演が諸事情により中止になってしまい、今回の公演にも響いてくるのではないか心配だったがそれも杞憂に終わり安心した。
前述の通り生でバクホンの演奏を観るのは初めてなのだが、迫力が半端では無かった。ライブのDVDは何度か観たが、実際のライブとなると声、楽器の音、照明などが直に伝わってくる。
バクホンは暗く陰鬱な曲から、激しく猛るような熱い曲、果ては美しく穏やかな曲と幅が広いのが特徴的で、それ故かライブでの彼らは、まるで感情が人の形をして演奏しているかのようだった。
カオスダイバーで歌い、ジョーカーで嘆き、涙がこぼれたらで歌い、アカイヤミで呻き、あなたが待っているで語り、コバルトブルーで叫び、ハナレバナレで歌い、何処へ行くで終わる。全て同じアーティストが演奏しているとは思えないくらいのバリエーションだった。
公演終了後、CDに付いていたチラシをスタッフに渡すと手ぬぐいを貰えた。この手ぬぐいは20周年特製記念で今までの曲名がプリントされている。
初めてのライブだったが記憶に残る物だった。一生忘れる事は無いと思う。これで死ねると思ったが、もし次に行ける機会があるのなら行きたい。