ドラゴンクエスト2 悪霊の神々をクリアした
Wiiの123コレクションに入っていたファミコン版ドラクエ2をクリアした
前作をクリアしてから早二年。ビルダーズ2も発売されたし、DQ2もそろそろ遊んでおこうと思いWiiUを引っ張り出した、
DQ1に比べてシステムメニューは改善。後のシリーズに比べると少し不親切だが、それでも前作より進歩を遂げている。
今作では三人でパーティを組むことになる。主人公であり、魔法は使えないが全ての武器防具を装備出来るローレシアの王子。物理攻撃も魔法も両方行えるが少し中途半端なサマルトリアの王子。魔法のスペシャリストだが撃たれ弱いムーンブルクの王女。
このバランスの取れた三人で打倒ハーゴンを目指すことになる。がその道は果てしなく険しい。
前作では味方敵ともに一人ずつのタイマン勝負であったが、今作は味方が三人に増えた分、敵はそれ以上に出現するようになった。
単純に強いだけでも厳しいのに、それらが2体以上現れるのだから脅威以外の何物でもない。
前作と同じくセーブにはふっかつのじゅもんによるパスワード方式となっているが、今作では新たに王様以外の人からでも、ふっかつのじゅもんを聞くことが可能となった。便利な世の中になったものよのう。
移動手段は従来の旅の扉に加え、新たに船が追加。船を入手することで行動出来る範囲が大幅に広がったが、下手に遠い所に行くと強敵に会って全滅の可能性もあるのでほどほどに。
色々と変更点はあるが全体的に難易度が高い。
まず敵が強い。全体的に強いと言うよりは、所々バランス調整を間違えたのではないかと思うモンスターが何体かいる。
序盤から場違いな攻撃力と人数で王子二人を圧倒するマンドリル。
集団で現れては火を吹きまくるドラゴンフライ。狩るどころか逆に狩られるはぐれメタル。お前の方がバーサーカーだろと言わんばかりの暴れっぷりを見せるくびかりぞく。
タイトルに入っているからと言って特別待遇すぎるドラゴン。もう勘弁してくだいと言わんばかりのロンダルキアの皆さん。などなど挙げたらキリがない。
ただ事前に耐性など敵の情報を調べて対策を練っていればそこまで怖くない。しかし痛恨の一撃による理不尽や、ザラキメガンテなどによる即死もあるので油断出来ない。
私はある程度慣れるまでは後衛二人を防御と援護に回して、攻撃はローレシアの王子に任せた。この方法ならば全滅の可能性は減ると思う。
敵の強さは勿論だが、ストーリー進行もヒントが少なく分かりにくい、特に終盤の紋章集めには苦労する。
ふっかつのじゅもんの長さも問題だ。ふっかつのじゅもんは前作よりも長くなっており、終盤になるとなんと52文字となる。うっかり間違えてしまうとこれまでの冒険が水の泡になってしまう。
幸いWii版の本作には中断セーブ機能が備わっているので活用すれば心配はないが、それらが無かった当時の人たちは上記の難易度も含めて苦労したであろう。
初心者お断りとまではいかないが、初めて触れるドラクエとしてはやや敷居が高い。
もし遊ぶなら前作のDQ1で慣れておくか、若干難易度が緩和されたSFC版やスマホ版(3DS PS4 switch)を選択した方がいい。Wii版には中断セーブが備わっておりSFC版も入っているのでWiiUを持っている人にはお勧め。