ストリートファイター2MOVIEを見た

 あのスト2がアニメで動く!と聞いたので観てみた。ネタバレ注意

 設定はストリートファイター2Xがメインで、悪の組織シャドルーを追う春麗とガイル、全く関係ないのに巻き込まれたリュウとケンがストーリーの主な軸となる。

通常キャラクターのほか四天王とスーパースト2にて追加された四人も登場する。一瞬だけだが豪鬼も映る。

しかしキャラクターによって出番の差が大きい。ガイルは春麗に比べて戦闘シーンが少なく、サガットに至っては胸の傷の初戦のみでリベンジを果たすことなく退場となってしまった。

今作はリュウとケンに焦点を当てているうえ、尺が限られた映画なので仕方のないことなのかもしれない。

  戦闘シーンは良く動くし、原作にあった必殺技もそのまま再現している。出番が少ないキャラクターでもこの辺の再現はしっかり頑張っており、劇場で原作で使ったキャラと必殺技が見られるのだから当時の感動は計り知れない。

 声は大体のキャラを声優が演じているが、主役のキャラだけは俳優が演じている。

名演技によりどのキャラも違和感が少ないが、特に羽賀研二が演じるケンはハマり役で本物の声優ではないかと間違うレベルである。

 主題歌は篠原涼子の「愛しさとせつなさと心強さと」言わずと知れた名曲で、映画を知らなくてもこの曲だけ知っている人もいるのではないだろうか。今作では流れる場面が限られているが、ここぞという時に流れるので印象に残りやすい。

この曲が流れるラストバトルのリュウ&ケンVSベガだが、これまた手汗を握る名場面で

ストZEROのドラマティックバトルをはじめ様々なゲームで再現されている。

 全体的に満足度が高い映画だが最後が意味不明で、トラックに乗ったベガがリュウを轢こうとして監督からのカットが入るというもの。今までのは劇中劇だったのだろうか?