バイオショックをクリアした

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  バイオショックとは2Kから発売されたFPSのホラーゲーム。

海底都市ラプチャーを舞台に、狂気に塗られた世界から脱出するのがこのゲームの目的。

しかし倫理が捨てられたこの街を脱出するのは一筋縄ではいかない 。主人公ジャックは右手にレンチあるいは銃を左手にプラスミドを持ち、壊れた住民達と過酷な運命に立ち向かっていく。

 

海底都市と狂った住民たち

 ラプチャーには敵が大きく分けて三種類存在する。スプライサー、セキュリティ、そしてビッグダディの三体だ。それぞれ共存はしているが協力はしておらず、ビッグダディがスプライサーを攻撃している場面も見られる。セキュリティもハッキングを行えばスプライサーやビッグダディに攻撃する。

  • スプライサー

 ADAMの影響により変異してしまった人間で、男女関係なくマスクをしているのが特徴。理性は既に失っており主人公を見つけると襲い掛かって来る。集団で行動する事が多いが、まだ他の敵に比べると弱いのが救いか。またよく喋るので近くで話し声が聞こえたら、彼らが居ると思っていて間違いない。武器は銃、カギ爪、爆弾など。

  • セキュリティ

 ラプチャーを守る警備システム。主人公を見つけ次第攻撃してくる。

タレットタイプと監視カメラタイプの二種類が存在。タレットタイプは標的を捕捉すると弾を打ち続ける。監視カメラタイプは主人公を見つけるとカウントダウンが始まり、0になるまでの間ドローン風のロボットを送り込んでくる。カウントダウンが終わるまで逃げるのも有りだが、特定の場所でお金を払う事でも止められる。

両方とも破壊する事も出来るがハッキングで味方にも出来る。ドローン風のロボットも同様でハッキングすると主人公を追従する。

 ちなみにハッキングはパイプを模したパズルで行われる。もしハッキングに失敗するとダメージ受けたり、逆にカウントダウンが始まってしまうので慎重に。面倒な人の為に自動でハッキングしてくれる「オートハッカー」と言うアイテムもある。持てる数は限られているのでここぞという所で活用しよう。

 少し話が逸れてしまうがアイテムを売っている自動販売機などもハッキング可能。成功すると安い値段で取引出来るので、腕に自信がある人は試してもいいかもしれない。

 ラプチャー中をリトルシスターと共に徘徊している。機械の様な見た目だが一応人間である。基本的にリトルシスターを守る様に行動しているが、中には独りで行動している個体も存在する。

こちらから攻撃しない限り敵対しないが、リトルシスターからADAMを貰う為には彼を倒す必要がある。しかし強さは他の二つに比べると段違い。鈍重そうな見た目に反して猛スピードで距離を詰め攻撃を叩きこんでくる。見た目通りに耐久力もあるので倒すのは一筋縄ではいかない。

しかしここで倒さねばADAMを入手できず、この先の道はより困難なものになる。より安全に攻略するために倒せる時には倒しておきたい。

 そしてビッグダディを撃破した後のリトルシスターの処遇についてはハーベストとレスキューの二択となる。

ハーベストはリトルシスターを殺してADMAを奪取する。レスキューはリトルシスターを解放してADAMを貰う。どちらもADMAを入手出来ることには変わりないが、レスキューはハーベストよりも貰える量が少ない。しかし三回ごとにお礼としてアイテムも貰える。

どちらを選択するかはプレイヤー次第。どちらを選んでもクリアには支障は無い。

 

左手に宿った遺伝子組み換えの産物

 先述したプラスミドとは何か。ラプチャーではリトルシスターから入手したADAMと引き換えに、特殊能力「プラスミド」を取得することが出来る。

プラスミドの種類は電撃を放つ「エレクトロボルト」、物や人を浮かせる「テレキネシス」などラプチャーの攻略には不可欠な物が揃っている。

またプラスミドの他に「トニック」と呼ばれるスキルも存在。これもADAMと引き換えに入手可能で、自己強化、ハッキングの簡略化などより有利に進める為の物だ。

どちらにもスロットが存在しそのスロットの数だけ装備出来る。己の器量や状況に応じて使い分けていきたい。

 

ラジオから聞こえる恐怖に導く声

 冒頭でも述べた通りバイオショックはホラーゲームだ。しかし他のホラーゲームとは一線を画しており、ホラーゲームに不可欠な恐怖よりバイオショック独特の狂気の方が大部分を占めている。なので人によってはより怖ろしく感じたり、逆に怖くなかったりする。本作で人間が一番恐ろしいと思うのはモンスターでは無く同じ人間なのだ。

 ネタバレに配慮する為大部分の記述は避けるが、目を覆いたくなるほど過激で悲惨な描写も多い。欠損などがあるわけでは無いが、人体実験など倫理を無視した設定も存在する。

 難易度は低めで、目的地も画面上の方位で指示してくれるので迷いにくい。上記のグロテスクな部分さえ許容出来るのであれば初心者にお勧めのFPSだと思う。

 本作と続編のバイオショック2、三作目のバイオショック・インフィニットがセットになったバイオショックコレクションはPS4とswitchで販売している。ラプチャーの世界に飛び込みたい人は是非。