がるメタる!をクリアした

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  がるメタる!は2018年にDMM GAMESから発売されたNinteno Switch専用リズムゲーム

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 東京の吉祥寺を舞台に、メタル部に所属する星乃凛子(Dr)を操作し、部員の新取椎美(Gt)黒薔薇院摩丹(Ba)倉太恵理衣(Gt)潘水キア(Syn)と共にメタルの力で地球侵略で企てるオクト星人と戦う。

 

 本作の最大の特徴と言えるのが、Joy-conをスティックに見立ててまるでドラムを叩いているかのように操作が出来る所だ。腕を振ってリズムを刻むゲームとなると太鼓の達人があるがそれとは違い、少しリアル寄りに仕上がっている、

またJoy-con操作の他にボタン操作や画面のタッチ操作も可能。もし遊んでみて操作しにくいと感じたら別の方法を試してみるのも良いだろう。しかし一つ注意点として演奏中に操作の変更は出来ない。

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 曲にはそれぞれに合ったリズムパターンが数種類存在し、本番ではそれを混ぜながら演奏していく。なお練習では譜面が表示されるが、本番では表示されない。己の記憶とリズム感だけで勝負する事になる。

 じゃあ頭に叩き込めるまで練習しようと思うかもしれないがちょっと待った。ここで問題なのだが練習できる回数は限られている。ライフと時間を消費するため好きなだけ練習は不可能。

また個人練習ではリズムパターンを五回成功させるとクリアになってしまい最後まで演奏する事なく終了してしまう。ゲーム自体は簡単ではあるが不便な部分も多い。

 曲はクラシックをロック風にアレンジした物になっていてとてもカッコいい。ゆるい世界観に反して割とガチな曲調なのでギャップに驚かされた。

 余談だが楽器類は有名メーカーとのコラボにより一部にロゴが刻まれている。ギターだとESP、ドラムはYAMAHAシンセサイザーROLANDなどなど……スタッフロールでも確認できる。

 

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 ストーリーは漫画風に進んでいく。同じく似たような作品にグラビティデイズがあったがそれに近い。

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 残念なのがコマを進めると後には戻れないのと、少し放置していると下に操作方法が出てきてしまう。細かいがじっくり読みたい人にとっては少し不便だ。

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他にもスマホのチャット風に会話が進む場面もあり、物語に関係あったり無かったりと女子高生らしい会話が繰り広げられる。重い話は一切無くストーリー全体を通しても緩い。

 

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  放課後ではアルバイトや遊びでステータスを上げる事が出来るほか、本番に向けて練習も出来る。どちらも時間とスタミナを消費するので計画的な行動が求められる。

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同じ遊び場所にバンドメンバーがいる場合ちょっとしたイベントが起きる。これらのイベントは後で見返す事も出来る。

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 全体的にゆるい世界観だがUIやセーブ画面も作りこまれていて、まるで実際のガールズバンドの様なデザインが特徴的だ。

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 セーブ画面もこの通り、チケット風のデザインに仕上がっている。メンバーの変更を行っていた場合でもチケットには反映される。

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 章ごとにタイトルが付けられていて、それら全てが映画ネタ。ロッカーのみならず映画マニアにはたまらない一作だ。

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 アーティスト写真風のメニュー画面。DLCを導入している場合下に他のメンバーが表示される。

 

 switchの特性を生かした挑戦的なゲームなのだが、一部不便な所があったりボリュームが少なく数時間でクリア出来てしまうのが残念。そのせいか所々で値引きされているのを見かける。

悪いゲームでは無いので、絵柄や雰囲気にピンと来た人は手に取って欲しい。値段やボリュームの少なさを逆手に取ってサクッと遊べる。