ドライヴを見た

 映画「ドライヴ」を観た

  ホットラインマイアミを遊ぶ前に影響を受けたドライヴを見ておこうと思いレンタルした。

 あらすじ

 昼はカースタントマン、夜は強盗の運転手の二足の草鞋を履く主人公「ドライバー」

無口だがドライビングテクニックは確かで、レーサーとしての契約を結ぶほどだった。

 彼はある日同じマンションに住むアイリーンとその子供と仲良くなる。

平穏な暮らしを満喫する彼らだったが、アイリーンの夫スタンダードが出所したことで、思わぬ事態に巻き込まれる……

 

 正直どう感想を言えばいいか分からない。小さな出来心が引き金になって、悪人同士が潰し合い、悲劇の坂を石のように転がり落ちて、そして最後には何も残らない。そんな映画だった。

好きな映画であることには変わらない。妻子のために己を顧みず悪に立ち向かっていく、と言うストーリーラインは俺の好きなマッドマックスに似ている。その映画もラストには何も残らなかった。

 復讐モノと言えばそうなるがスカッとするような話ではない。観終わった後には、ドライブ帰りの侘しさが残る。 

 

 前半は団らんとしたシーンが多いが、後半になると過激なシーンが増えていく。

中にはグロテスクな物もあり、平気で人の頭が吹っ飛んだり喉にナイフが突き刺さったりするので、苦手な人は注意したい。あまり軽い気持ちで観れるような映画ではない。

感傷的な大人が一人で観るような映画だと思う。